闇から生まれるもの

闇から龍が生まれる。

そして、その龍が光となる。

私たちは、闇へ帰るのではない。

死は闇へのいざないではない。

私たちは、闇から生まれている。

子宮という名の闇から。

そこは、

リンと澄み渡る清らかな場所では、

決してない。

生生しくも湿っぽく、

陰湿で妖艶な場所。

そこから、私たちは生まれた。

そこのうねるような命の営み。

その圧倒的なパワー。

育むちからと守るちから。

どちらも同時にある。

闇から生まれたばかりの赤ちゃんは、

光そのもの。

なにもまとわない、命の輝き。

そのピュアなエネルギーの輝き。

そのままでいられたらよかったのかも

しれないけれど、

それを拒んで、

勇敢に私たちは、たくさんのものを得たんだ。

それが、

今の自分を苦しめているのかもしれない。

こんなはずじゃなかった。。。

そう思っているのかもしれない。

だけど、

もし。

もし、 今、自分が闇にいる。と思うのなら。

それは、チャンスかもしれない。

私たちは、闇から生まれてきた。

深い闇があなたを覆っているのなら。

また生まれなおせるのかもしれない。

なにが罪で、 なにが善か。

これまでの

ここに辿り着くまでの 数々の奇跡は何だったんだろうか。

あなたが闇で 私が光。

あなたが光で 私が闇。

そこにベールはあるんだろうか。

どこで何をしようとも。

私たちは常に守られている。

生きよ。

ただ、生きよ。

雲の切れ間はみえているか？

光を支えし闇は、

その孤独を

あなたの出現で癒そうとしている。

あなたは光。

そう生きてもいい。

どちらでもいい。

どちらもある。

拒む必要はどこにもない。

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